画 木部一樹 ( 月刊 「 測量 」2007 年 6 月号表紙より )
資料提供:タマヤ計測システム(株)
2007年は、国土交通省国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部に所属した柴崎芳太郎が、剱岳に登頂し 観測をした年からちょうど100年が経過しました。これを記念し、各地でいろいろなイベントが開催されました。
また新田次郎作「劔岳 点の記」が東映にて映画化され、2009年6月20日に公開されました。日本測量協会では、この機会に「測量」という仕事の大切さについて、啓発の発信に取り組んでいきたいと考えています。
new 2009.12
★「劔岳 点の記」をよりよく理解するための解説「もう一つの測量登山」−農商務省の山林官や境界査定官らによる測量登山−
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■新田次郎 作 「劔 岳 点 の記 」 あらすじ明治39年、参謀本部陸地測量部の測量手
柴崎芳太郎 は、五万分の一地形図作成のために三等三角点網 を完成すべく、北アルプス剱岳への登頂と三角点埋設 の至上命令を受ける。当時の剱岳は前人未踏の信仰の山であった。 ほぼ同時期には日本山岳会(当時は山岳会と呼称)が結成され、剱岳初登頂を虎視眈々とねらっていた。
柴崎は、かって剱岳に挑んだが登頂できなかった先輩の古田盛作 を訪ねる。古田は信頼できる案内人として、宇治長次郎 を紹介した。 そして柴崎は現地へと向い、宇治長次郎と登頂路を探すが、なかなか見つからない。そんな中、不思議な行者 との出会い、山岳会の小島烏水 との出会いがある・・・。悪天候や地元の反感、山岳会との葛藤など様々な困難と闘いながら、 柴崎測量隊は山頂をめざして進んでいく。そして、難行苦行の末、剱岳山頂に至るが、そこで柴崎らが見たものは・・・。
※「点の記」とは − 国家基準点(三角点、水準点)ごとに、点名、所在地、設置年月日、選点者、観測者、そこに至る順路と略図等を記載したもの。
■ 新田次郎氏と 日本測量協会
作家新田次郎氏は、「劍岳 点の記」の書き下ろしにあたって、主人公「柴崎芳太郎」氏を直接知っている人に会おうと考えていました。そこで、当時日本測量協会の副会長であった園部蔀氏に話を聞くことにしました。園部氏は、陸地測量部時代に、無口で取り付き難い柴崎氏から、剱岳初登頂の話を直接聞く事ができた数少ない人です。
「測量の苦労は世の中に知られていない。ぜひ柴崎さんのことを書いて下さい。」それが私に残した彼の最後の言葉になった。園部氏は、この小説を書くために取材した多くの人の中で最も重要な証言者であった。もし園部氏に会わなかったら、この小説はできなかったであろう。なにか運命的なものを感ずる。文芸春秋社 文春文庫 「劍岳<点の記>」401ページより
園部 蔀 理事長(1951-1975)
副会長(1975-1977)日本測量協会の創立と、その後の運営にあたって多大な貢献をされた。
■ 映画「劔岳 点の記」 2009年6月20日公開 東 映 (株) 配給
明治40年、前人未踏の山に挑む。日本地図最後の空白地点を埋めるために───
日本地図完成のために命を賭けた男達の記録 ここにあるのは、決して名誉のためではなく、利のためでもない、仕事に誇りをもって挑む男たち。 いま、わたしたちが失くしつつある、日本の心の物語である。
(映画「劔岳 点の記」パンフレットより)
■配給 東映(株) ■監督 木村大作 ■公開 2009年 6月20日
■キャスト
■音楽 池辺晋一郎
○浅野 忠信 :柴崎芳太郎(陸地測量部測量手)
○香川 照之 :宇治長次郎(測量隊案内人) ○松田 龍平 :生田 信(陸地測量部測夫) ○宮崎あおい :柴崎葉津よ(柴崎芳太郎の妻) ○仲村トオル :小島 烏水(日本山岳会) ○役所 広司 :古田 盛作(元陸地測量部測量手) ○モロ 師岡:木山竹吉(陸地測量部測夫) ○螢雪 次朗:宮本金作(測量隊案内人) ○仁科 貴:岩本鶴次郎(測量隊案内人) ○蟹江 一平:山口久右衛門(測量隊案内人) ○小市慢太郎:岡野金治郎(日本山岳会) ○安藤 彰則:林 雄一(日本山岳会) ○橋本 一郎:吉田清三郎(日本山岳会) ○本田 大輔:木内光明(日本山岳会) ○小澤 征悦:玉井要人(陸軍参謀本部大尉) ○新井 浩文:牛山明(富山日報記者) ○鈴木 砂羽:宇治佐和(宇治長次郎の妻) ○笹野 高史:大久保徳明(陸地測量部長) ○石橋 蓮司:岡田佐吉(館山温泉宿主人) ○國村 隼:矢口誠一郎(陸軍参謀本部中佐) ○井川比佐志:佐伯永丸(芦峅寺衆総代) ○夏八木 勲:行者
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●「劔岳 点の記」公式サイト●公式ブログ 「劔岳 点の記」公式ブログ “誰もやらなきゃ、俺がやる!!”
木村大作監督に、国土交通省 国土地理院長より感謝状が贈呈!! 平成21年6月7日(日)、つくば市の国土地理院において、「測量の日」功労者として、木村大作氏に感謝状が贈呈されました。
「木村氏は、新田次郎原作「劔岳点の記」の映画を、想像を絶する困難が続く中で、撮影とあわせ監督まで一手に引き受け完成させた。この映画の完成は、国土の状況を把握することの重要性や基準点の大切さに対する理解と関心を広く高めてくれた。」(要約)
★詳しくは、「測量の日」のページをご覧下さい。
代理 坂上 順氏
(株)東映 京都スタジオ社長![]()
「劔岳点の記オフィシャルガイドブック」発売中
扶桑社より6月発売。定価1,680円。お近くの書店でお求め下さい。
映画スチール写真
フィルムストーリー
登場人物紹介
浅野忠信×香川照之スペシャル対談
インタビュー
木村監督
松田龍平
仲村トオル
宮崎あおい
役所広司
メイキング・オブ・劔岳
測量が分かると映画がこんなに面白くなる ほか
(測量技術に関する内容は当協会が執筆)●「劔岳 撮影の記」 標高3000メートル、激闘の873日
数々のテレビドキュメンタリー番組で活躍中のディレクター・大澤嘉工が、クランクイン前から木村大作に完全密着取材、200日を超える山のロケ全てに同行し、合計収録時間は600時間以上、もはや単なる映画製作とは言えない 過酷な2年間の日々と環境、そこに人生を賭けた活動屋たちの迫真の魂のありように迫った、「前人未踏のドキュメンタリー」である。11月中旬より、新宿バルト9・梅田ブルク7・TOHOシネマズファボーレ富山にて公開予定
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●映画「劔岳 点の記」英文解説 当協会 村井俊治会長が、海外の方のために、映画の内容を紹介する英語の解説文を執筆いたしました。
■ リンク
●剱岳測量100年記念事業 (国土地理院 北陸地方測量部)●山岳ガイド佐伯岩雄さんのページ (登山用具専門店「チロル」) 撮影隊のロケ地までの案内と、安全を守られた山岳ガイドさん。
■ 当協会の映画応援活動
平成21年 6月17〜19日 横浜パシフィコで開催した「地理空間情報フォーラム2009」(入場者約1万7千人)に、「劔岳点の記コーナー」を設置し、映画のメイキングビデオの放映をしました。
平成21年 6月 建設工業新聞「劔岳 点の記」特集に、村井会長、瀬戸島常務理事が記事掲載に協力しました。 平成21年 5月 北日本新聞の「劔岳 点の記」特集号に、広告掲載の協力をしました。
平成21年 5月 「劔岳 点の記 オフィシャルガイドブック」(扶桑社)に、測量技術の解説を執筆しました。 平成21年 5月27日 中部支部にて、木村監督の講演会を開催しました。国土交通省より中部地方整備局長、国土地理院中部地方測量部長などの方々をお招きしました。 平成21年 5月26日 北陸支部にて、モロ師岡氏による映画エピソードの講演会を開催しました。朝日新聞、北日本新聞に記事が掲載され、TV局数社の取材もありました。 平成21年 5月19日 第59回定期総会会場にて、北日本新聞「劔岳点の記」特集号を配布しました。 平成21年 1月 7日 新年賀詞交換会にて、測量関係官庁、測量関係団体、測量会社の皆さんに映画のご案内と、香川照之さんが表紙の月刊「測量」1月号を配布しました。 平成20年11月28日 (社)日本写真測量学会学術講演会(東北大学)にて、映画の最新のメイキング映像を上映をしてもらいました。 平成21年 1月15日 映画「剱岳 点の記」のマスコミ・関係者向け試写会にて配布された、B4判・24ページの映画解説の豪華パンフに、「実際の登場人物たちのプロフィール」「測量の手順」「100年前の柴崎たちの測量について」の3ページを日本測量協会が原稿を提供するなどの協力をしました。 測量の専門用語、手順など馴染みにくい点について、一般観客に映画をよりよく理解していただくために分かりやすく解説しました。
豪華パンフ表紙 測量の手順解説 100年前の柴崎たちの測量について解説 平成20年11月14日 国土地理院OB会にて、映画の最新のメイキング映像の上映と、チラシの配布をしてもらいました。 平成20年10月22日 「地図展 in 仙台」において、映画の最新のメイキング映像を上映してもらいました。 平成20年10月23〜26日 第10回日本測地学会講演会(函館)にて、映画の最新のメイキング映像を上映してもらいました。 平成20年10月19日 北日本新聞社公開講座「劔岳点の記を読む」に、当協会瀬戸島理事が講師となりました。 平成20年9月 星埜副会長が、日本山岳会支部長会議にて、映画「劔岳点の記」を紹介しました。 平成20年9月10日 (社)土木学会全国大会(東北大学)会場で、土木映画上映会に「劔岳点の記」のメイキング映像の映写とパンフを配布しました。 平成20年8月 月刊「測量」に、映画出演者のインタビューを毎号掲載開始。初回は仲村トオルさん。 平成20年4月〜10月 東京及び全国で開催の各種講習会の参加者約2000名に、「劔岳点の記」に関する記事と映画パンフレットを配布、宣伝しました。 平成20年6月18〜20日 横浜パシフィコで開催した「地理空間情報フォーラム2008」(入場者約2万人)に、「劔岳点の記コーナー」を設置しました。映画のメイキングビデオの放映、スチール写真、当時の測量機器、三角点などを展示し、パンフレットを配布しました。
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平成20年6月 月刊「測量」に、「劔岳点の記をよりよく理解するために」と題して、解説記事の連載を開始しました。 平成20年5月20日 第58回定期総会にて、総会出席者の測量界関係者の方々に映画パンフを配布しました。 平成20年6月〜9月 全国30会場で開催された「準則改正講習会」の参加者約3000名に、「劔岳点の記」に関する記事と映画パンフレットを配布、宣伝しました。 平成20年 5月 全国の測量専門学校17校に、月刊「測量」に掲載した「劔岳点の記」に関する記事を配布、宣伝しました。 平成20年 2月13日 「木村監督を囲む会」開催。国土地理院、測量関係団体、測量会社、新聞社などの方々に集まって頂き、木村監督の映画への思いを語っていただきました。 ![]()
平成20年 1月 ホームページに「剱岳点の記コーナー」を開設。 平成20年 1月 月刊「測量」の2008年の表紙に、あるゆる手法で表現した「剱岳」を掲載開始。 平成19年10月 測量会館1階ロビーにて、「剱岳点の記コーナー」を設置。剱岳と映画に関する資料を展示しました。 平成19年 8月〜 月刊「測量」にて、小説「劔岳点の記」の映画化について紹介。以後、毎号映画の進行状況などについて掲載を開始しました。
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