合格体験記 測量士



合格
 2回目の挑戦でした。1回目の不合格の原因は,過去問の不完全な見直しと勉強不足です。 また,午後の試験は時間が足りず最後まで解答できませんでした。 これらから改めて目標を定めました。点数は午前80%午後70%。結果は午前75%午後65%でした。 次に,過去5年分の問題を全て暗記しました。過去の傾向は、午前午後共に7割が過去問の類似問題で残りが新形式です。 従って過去問を完璧に理解して覚えることで合格点(65%)は確保できます。 記述式は,正解を模写しキーワードを簡潔にまとめることを意識しました。これは,通信教育のアドバイスを参考にしました。 また, 新形式問題は,午前のマークシートでは“勘”で幾つかは正答できますが,午後は諦めるしかありません。 解ける問題を優先し時間不足のときは,これを捨てることも必要だと思います。 また,行列等の計算問題も計算ミスに注意し素早くこなすことで得点源になります。 ただ,時間が掛かるので日頃からスピードを意識しました更に分からないことは質問票を活用し, 書物からでは調べ切れない疑問を解決しました。
 私は,製薬会社に勤務する測量の素人で年齢も61歳です。若い皆さんは自信を持って臨んでください。 必ず合格できます。最後に,合格できたのは通信教育の先生方のご指導のお陰です。ありがとうございました。 御礼申し上げます。 

 

川野 幸彦さん(2019年 測量士 合格 通信添削講座受講生)



測量士補・測量士合格までの2年間
 日本測量協会様,添削して頂いた講師さま,セミナーの講師さま、勤めています会社の協力もあり, 2018年度(平成30 年)測量士補合格, 2019年(令和元年)測量士合格致しました。改めて有り難うございました。
 私が勤めています精密舎株式会社の技術部では水文・気象観測設置工事に携わっており, 仕事上で主任技術者の資格要件で測量土が必要でしたので,測量士を取得したく挑戦を決めました。
 又,私は測量の実務も机上での仕事もしたことがない電気通信技術者ですので, 0 (ゼロ)からのスタートでした。
 測量士補では初めに取りかかったのは測量士補の試験範囲と測量とは何かを自分に分かるように書店で測量士補の本を1冊購入し 1カ月で本を熟読しました 。 文章問題ではなぜ正解か不正解かを測量協会発行のテキストで探し, 見つけられなければWeb上で探し, 問題にそれぞれ自分が理解できる内容でコメントを残していました。その他はどなたも言われているとおり過去問を徹底的に何度も繰り返し, 大事な文章はノートに残し計算問題は文章と図を見れば計算が出来るまでしました。測量士は自分なりの 1年間工程表を作りました。 11月までに午前の試験を一通りする。12月から通信教育講座を受講すると同時に , 午後の試験の勉強を 2月までに完了させることを目標にしました。
 午前の試験勉強方法は測量土補と同じで過去(問平成24年まで)と通信教育資料とセミナー資料を繰り返しを行い, 新問といえる最新測量については国土地理院のHP上で確認しました。
 午後の試験勉強方法も過去問(平成24 年まで)を繰り返し行い, 必須問題については測量法と作業準則で過去問を中心に出ている文章を繰り返しノートに書き込み暗記しました。
 最後に測量士の勉強方法は,短時間でも良いので集中し, 記述文章は行数が多くても1行ずつ覚える 。そして答えは, 簡略してでも相手に意味が分かるように記載すれば配点 がありますので, 試験時は空欄 は残さないようにしてください。

 

小田 秀樹さん(2018年 測量士補 2019年 測量士 合格 通信添削講座受講生)



毎日、コツコツと継続
 合格する以前の試験勉強方法は , 試験の2 カ月前ぐらいから独自で過去問を気が向いた時に勉強をしていました。結果合格には遠く半ばあきらめかけていました。  今回,会社から日本測量協会の通信添削講座があるということを聞き,家族と試験勉強期間中は家のこと, 子供の行事ごとにあまり参加できないことを理解してもらい申し込むことにしました。 申し込むことにより自分の中で今までにない測星士合格の決意と覚悟が出来たように思います。
勉強方法として1 1 月から始め, 仕事の忙しい時期( 4 月まで)の平日は最低1 時間は集中してする。休日は重要なことがない限り勉強をしました。添削課題の提出日を勉強項目の目安として, まず添削課題を解き,解けなかった問題を過去の問題集や受験テキストを参考にして解いていきました。添削提出日に仕上げに添削問題を何も参考にしないで解き間違っている問題を次の週に毎日するといった方法で勉強しました。 重要そうな箇所や計算の公式は各項目ごとに単語帳に記入し覚えていきました。
 添削問題が終わった 4 月からは,過去問題集をメインにその問題を理解するまで毎日解きました。会社の協力もあり就業中の空いた時間に勉強をさせていただきました。
 試験当日,勉強していない(過去5 年間出題していない)問題もありましたがそれを除いても合格の手応えがありました。落ちていても来年には合格する自信がかなりありました。 通信添削講座は勉強の計画を立てやすく試験合格の決意と覚悟を出させてくれたと思います。今年は息子も高校受験です。努力を見ていてくれたと思うので励みになればいいなと思います。
 合格できたのは, 自分の努力だけでなく測量土試験勉強のために迷惑をかけたり協力してくれた家族,会社添削でお世話になった講師の方々のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。  

 

切詰 則文さん(2018年合格 通信添削講座受講生)



測量士試験を振り返って
 念願の測量士試験合格を達成したのは3回目の受験でした。就職とともに飛び込んだ測量業界で国家試験に合格でき,喜びもひとしおです。
受験1 , 2 回目は, 試験5カ月前の12月から添削講座のテキストを読み始め, 1 月から添削問題に取り掛かりました。しかし, 1 回目は全得点の 5 %ほど足りず不合格,2 回目はわずかに届きませんでした。 次こそはと思っていた今回は仕事の関係もあり, 4 月に入ってから添削問題の開始となりました。時間が足りないため解くことはせず, 問題と答えを見比べ覚えていきました。 また, 試験直前には有給休暇を取得し, 勉強時間を確保しました。 添削講座の問題は重要項目が揃っているため,すべて覚えると効率的です。私はまず一巡し , もう一度確認したい問顆に印をつけ , その問題のみ2 巡以上しました。 2 巡目以降に見たときに, すぐに覚えるべきことを確認できるよう,例えば不適切な文を選ぶ問題ではなぜ不適切なのか書き込みました。分からない問題は質問用紙を活用して理解しました。 さらに, 添削講座の択ー問題はスマートフォンで見られるので細切れの時間でも取り組みやすく, また進み具合が数字で表示されるため, やる気の向上につながりました。
 過去問題はよく出る問題を知ることができ,出題傾向をつかむことができます。日本測量協会発行の過去問題は,分厚く取り組みづらかったため,書藉そのものを章ごとに分割しました。 薄くなったため携帯可能となり, 通勤時や昼休みに活用できました。  試験では毎年新しい測量技術に関する問題が出題されます。今年は UAV, 地上型レーザ,人工衛星の問題でした。私はUAVによる空中写真測量,地上型レーザスキャナによる3次元測に携わっていた経験を活かすことができました。 過去問題では対策できませんので,新技術の概要を知ってお くことをおすすめします。添削問題でも出題されています。また,月刊「測量』は話題の技術がまとまっており,眺めるだけでも新しい技術を知ることができます。  合格したときの喜びは格別です。努力を惜しまず,諦めずがんばってください。  

 

岡本 茉莉さん(2018年合格 通信添削講座受講生)



解笞スピードアップ
 私は株式会社五星でGIS業務に携わっており,地理空間情報の技術者としての質を高めるために測量士を取得したく,セミナーを受講しました。実は,一昨年に測量士補を書店で購入したテキストにて勉強して取得し, 続けて昨年に測量士試験をインターネットや過去問を碁に勉強し挑みましたが,不合格でした。送られてきた結果通知書の点数を見ると,わずかに及ばず悔しい思いをしました。昨年の測量士試験を振り返ると,試験の解答時間が足りませんでした。 午前も余裕は無く,午後は特に短く感じました。もっと早く問題が解ければ,焦らずに落ち着いて解答できたのではないかと強く思いました。
 今年3月のセミナーを受講すると,試験科目毎のテキストを配布してくれました。これには各科目の10年間の過去問題と解答例及び解答へ導く公式が分かりやすく記載されており,科目毎の講師の方が解説してくださいました。 これまでは独学でしたので,曖昧な理解のままだったところが明確になり,解答時間が短縮できたと思います。またセミナー終了後においても,日本測量協会四国支部を通して,講師の方にメールで質問し対応していただき,本当に助かりました。
 4 月になると,5 月の試験に向けて勉強を再開しました。昨年はもっと早い時期から開始したのですが今年は期間が短い分,昨年よりも集中力が増したと思います。
 過去5年分の問題を中心に 解答時間を意識して繰り返し解きました。昨年にも試験勉強しておりましたので,思っていた以上に覚えているものもありました。電卓は試験本番に貸与されるものと同じ型式のものを購入して使用しました。 午後の選択問題は,私の仕事の専門分野である写真測量,地図編集及び地理情報システム,の選択3と4に絞りました。この分野では午前と午後共に,全問正解するつもりで勉強しました。平日は仕事から帰宅後に自宅で勉強し, 休日には他の場所にて,常に試験時間を意識して勉強しました。無事に測量士試験に合格できたのは,過去問に対して自信を持てていたからだと思います。もちろん新設 問題も出ますが,時間の余裕があったので対応できました。
 これからも,地理空間情報の技術者として日々の業務はもちろん,次のステップの資格取得に向けて頑張っていきます。最後に,セミナーを開催していただいた日本測量協会の方々,関係者の方々,本当にありがとうございました。  

 

三宅 尊仁さん(2018年合格 セミナー受講生)



二度目の正直
 私は平成26年4月,縁あってこの測量業界に入りました。それまでの仕事は全く関係のない仕事でしたので, 知識も無くほぼゼロからのスタートだったと思います。職業柄,測量士の資格が必須なため,まずは測量士補に合格し, その後測量士の試験を受けあと少しのところで残念な結果となってしまいました。実際に勉強はテキストなど一切買わずに ,インターネットを利用して勉強をしていたため,分からない事があっても曖昧なまま試験に臨んでしまっていました。
 今回2回目の測量士試験では絶対に合格したかったため,今年の1月に添削講座に応募し勉強を開始しました。 勉強期間は2月上旬から開始し実質約4カ月です。勉強時間は,平日の夜と土日でした。 最初はテキストを読みノートにまとめていましたが,テキストが分厚いため序盤で断念しました。 勉強の方法を変え,去年ある程度勉強しましたので添削問題を解いて分からない事は調べました。
 そんな中,3月末頃に添削問題すべて提出しましたが, このままでは全然勉強が足りなかったためここから過去問題, 再度添削問題をひたすら繰り返しました。私は自分の家では集中して勉強できなかったため, 平日は仕事終わりに会社のデスクをお借りして勉強し,休日は息抜きもしつつ場所を変えながら勉強を繰り返しました。 最終的には過去問6年分,添削問題をそれぞれ3回以上繰り返し,各分野8割以上正解するまで問題を解きました。
 正直なところ,私は過去問中心の勉強方法で講師の方に質問もあまりしなかったので, この添削講座をうまく活用することができていなかったと思います。しかし添削の問題は提出すると, 講師の方々のアドバイス等が書かれた物が返信されて来ますので,それが参考になり自信にもなりました。
 試験に向け勉強するに当たって私が大切と感じたことは,計画を立てて勉強することだと思います。 添削問題には提出日の目安があり,非常に計画が立てやすかったと思います。 また,勉強方法は人それぞれに合ったやり方があると思いますので,それを見つけることが重要だと感じました。
 最後に測量士合格のために添削講座で丁寧かつ迅速な対応していただいた講師の方々,関係者の方々本当にありがとうございました。 また,これから合格を目指す方の少しでも参考になればと思っています。    

 

伊藤 星也さん(2017年合格 通信添削講座受講生)



あきらめないこと信じること
 30歳で測量会社に転職した私は、入社年に測量士補資格を受験・取得しましたが、「業務上なくても困らない」と言 い訳し、25年間測量士の資格を取得せずに過ごしてきました。しかし近年、測量会社の企画担当部門長という立場から、 外部団体の活動に参画する機会が増え、測量系団体の役を預かる身でありながら「測量士」の資格がないことに、えも言えぬ居心地の悪さを感じていました。
 その一方で、55歳までには測量士の資格を取得したいという思いもありました。それは、伊能忠敬が最初の測量に出発したのが55歳だったからです。伊能忠敬の生き様を「あきらめてはいけない」「人生いつまでも挑戦できる」という エールと解釈し、55歳になる今年、測量士試験への挑戦を決意しました。
 弊社には,事業に必要な資格取得を支援する取り組みがありますが、その受験講座で担当役員から、受験のセオリー として「測量士資格を取得するには300時間程度の勉強が必要」であること、そして「時間を記録すること」を教示されました。
 資格取得のためなら何でも実践したいと考えていた私は、日本測量協会の通信添削講座測量士科目の開始とともに時間を記録してみました。下図は受験勉強の累計時間と私の心情の変化を表しています。 あくまでも個人の感想ではありますが、累計勉強時間が200時間を超えたあたりから「どうせ合格できない」という不安が「もしかしたら合格できるかも」という自信に変化してきました。
 合格発表を見たときは、まず安堵感が去来しました。そして「合格率10%の国家試験に合格するってすごいことよ」 という家内のことばが心に沁みてきました。
 ある程度の責任ある立場で受験することで収穫もありました。それは、勉強時間捻出のため「これは自分がやらなけ ればならない」と思い込んでいた仕事を他の人に任せられたことです。信頼して仕事を任せることは、組織を強くする ことであると実感できました。
 どうか、高年齢で測量士資格取得に迫られているみなさん!大丈夫です!あきらめることなく、体調を整え、家族・仲間を信じて挑戦してください。半年だけの辛抱です から!

 

木村 義一さん(2016年合格 通信添削講座受講生)



3年目の受験
 何とか合格しました!平成24年に測量士補合格、翌年とその次の年はGWを中心に勉強しましたが合格点に達 せず、いつまで連休に標準偏差やらクロソイドをやるんだろうか、との思いでセミナーを受講しました。
 私は公共測量を多く手がける会社に在籍しており、年度末は時間も取れず、セミナーと休日、GW集中型で、 会社の会議室を借りて、過去問を全て解くことにしました。セミナーは予想問題と解説が豊富で、講師手作りの教材 はそのまま各分野のテキストになる充実ぶりでした。私は次の3点を意識して学習を進めました。
1.セミナー問題集、解答、講義プリントをわかるまで読む、解く
2.過去問題集は5年分全てを完成させ、計算問題はパターンを覚える
3.作業規程の準則、測量法の文言で解答をする
 本番では明らかに手ごたえを感じ、集中して解答でき、無事合格できました。講師の先生方、大変お世話なりました。有難うございます。  

森田 裕一さん(2015年合格 答案練習セミナー受講生)



娘とともに喜んでいます
 私は20年以上GIS業界に勤めておりますが、測量士資格がなく肩身の狭い思いをしながら働いてきました。昨年は不合格、 本年はリベンジの思い強く測量協会の通信教育に頼り何とか合格できました。
 毎日すくすく成長する幼い娘と遊ぶのが私の楽しみです。が、どうしても合格したかったので、受験半年前から会社に残り勉強し、 直前は休日でも会社に来て勉強しました。休みなのに娘と遊べないのはつらい日々でした。晴れて合格できた今、一緒にプールに入り、 楽しく過ごしています。
 午後選択問題は事前に決めておきました。GIS業界の私はNo.3とNo.4と決め、繰り返し対策しました。
 やはり過去問を解くことが重要です。が、問いによってはこの技術・問は既に旬ではないのではないか?と疑ってしまうことがあります。 そこを補うのが通信教育でした。疑いなく取り組むことができ、似通った過去問を重点的にできます。赤ペン指摘も的確・丁寧で理解 しやすく、合格レベルに到達できました。  

切替 稔さん(2015年合格 通信添削講座受講生)



まずは一通りやってみようと思った
 昨年、試験の成績通知を請求し「もう少し頑張れば…」と苦い経験から、通信添削講座を申し込みました。
 12月に資料が届き、「試験まで終わるかな」と不安を感じつつ始め、当初は、順調に進みましたが、年が明ける と仕事が忙しくなるにつれ、進みが悪くなり何度も計画を見直しました。
 添削講座では、「まずは一通りやってみよう」と取り組み、解けない問題にはテキストと過去問の類似問題を参考 にして解いていき、どうしても理解できない問題については質問し理解を深めることができました。また、 返送された解答、解説を何度も読み返したことが合格の近道になったと思います。
 自宅での勉強では、仕事の帰りが遅いことや、小さな子供がいることもあり、夜は勉強せずに、朝と休日を利 用し、また、仕事中は昼休みを活用し勉強しました。途中、仕事や、私事などで何度か挫折しそうになりました が、「ここでやめたら必ず後悔する」と思い、「必ず合格してみせる」と自分に言い聞かせ試験当日を迎えることがで きました。
 合格発表の当日、手ごたえはあったものの「これで駄目だったら……」と思いながら国土地理院のHPを確認した ことを憶えています。HPに自分の受験番号があった時は、喜びと同時に、測量士となる責任の重さを感じた時でも ありました。
 最後になりますが、受験の際に支えになってくれた家族と、忙しい中、各種講習会、セミナーに参加させて下 さった会社の皆様、そして、添削講座では、厳しいお言葉と分かりやすい解説を下さった各講師の皆様に厚くお 礼を申し上げます。

平塚 光也さん(2015年合格 通信添削講座受講生)



くやしさをばねにして
 私は数年前、測量士補を試験で取得し測量専門学校で測量を学びました。漠然と実務経験で測量士も審査で取得できるときいていたので、そのままの流れで土地家屋調査士事務所に就職しました。実際就職してみると、測量士補の資格なんか役に立たないと所長にいわれ愕然としました。実際、土地家屋調査士の仕事だと測量士取得の経験年数が何年かかるかわからないので、試験で受けることにしました。
 測量士の試験勉強には、測量協会の通信教育が一番と思い12月から通信添削問題に取り組みました。最初は自力で解いてみて、わからないところは受験テキスト、過去問題集などを参考にしてとりあえず締め切り前に提出することを心がけました。極力早めに提出するほうがいいと思います。幸い、私は2月くらいには終了しました。
 実際の学習方法は、添削問題の理解を中心にして添削問題が返却されたら解説を熟読しました。どうしても理解出来ないところは質問カードを活用しました。丁寧な解説で本当に助かりました。それでもわからない個所は、直前期の答案練習セミナーなどを活用されたら良いと思います。自分は受講しませんでしたが。
 直前期は添削問題の復習と過去問題の復習を何度も繰り返しやりました。どうしても 苦手のところは集中して、徹底して繰り返しました。計算問題対策には効果がありました。それと並行して、測量法や作業規程準則は受験テキストの巻末資料を切り離して使いました。必要に応じて部分的にコピーして暗記ペンで重要事項の暗記につとめました。本番でお穴埋め問題に効果がありました。
 本番当日は午前も午後もわからない問題があったり、傾向が昨年と違ったところは戸惑いましたが、全部書くことを心がけました。書いてないと部分点ももらえないですから。
 最後に勉強のやりかたなどいろいろな質問に対応してくださった測量協会の人や添削の先生方には感謝の言葉しかありません。どうもありがとうございました。

中元寺 正剛さん(2015年合格 通信添削講座受講生)



絶対に合格するという、強い気持ちを持ち続けること!
 私が「測量」の仕事をするようになったきっかけは、2009年当時勤めていた会社をリストラになり、その後、縁があって入社した会社で働くようになってからです。 以前に勤めていた会社で測量に関連する仕事に携わり、測量士補の資格は持っていたとはいえ、本格的に測量の仕事をしたことがありませんでした。当時36歳と若いわ けでもなく、焦りもありましたが、この世界で生きていくために「測量」を勉強していこう、また自身のキャリアアップのために測量士の資格取得を決意しました。
 過去3回受験して不合格と独学での限界を感じたため、通信添削講座を申し込むことにしました。講師の方々の丁寧で的確な解説のおかげで、独学では理解できなかっ た箇所もよくわかり、さらに勉強が進みました。
 間違った問題や、よく理解できていない箇所はコピーしてノートに貼り付け、ちょっとしたあき時間に何度も何度も繰り返し勉強しました。最初は提出期限より早め に課題を提出できていたのですが、徐々に遅れだしました。だけど何とか最後までやりきることができました。仕事との両立は本当に辛かったです。
 余計なことは一切せずに、添削問題、過去問を繰り返し勉強し、よくわからないところはテキストを読んでいきました。
 そして迎えた本年の試験日、不思議にも落ち着いていました。試験会場へ向かう電車の中でも、今年は大丈夫!そんな確信がありました。午前中の択一問題は、勘 違いやミスがあり、思ったよりも点数が取れませんでしたが、午後の記述は自信を持って終えました。
 合格発表の日、地理院のHPで自分の番号を確認したときはホッとしました。そして徐々に嬉しさに変わりました。4度目の受験での合格でした。
 この通信添削講座は、勉強のペースメーカーでもあり、疑問点を解決でき、出題の傾向などもわかりました。特に午後の記述対策は、通信添削講座なしでは考えられま せんでしたし、測量士の合格はなかったと思います。
 途中、私生活でも様々なことがあり、勉強どころか受験すらできなかった年もあっただけに、喜びもひとしおです。何度も挫折しそうになりましたが、試験に合格し 測量士として仕事をしている姿を思い浮かべながら、何としても合格するんだと強い気持ちを持ち続けることが大切だと思いました。この合格を機に、夢に向かってさら なる前進をしてまいります。
 最後になりましたが、添削でお世話になった日本測量協会の先生方、ご指導ありがとうございました。

登山 照幸さん(2014年合格 通信添削講座受講生)



可能性を広げるために
 工場で省エネ・環境関係の仕事を行っています。環境調査で地下水を調べる場合、まず標高と周辺の河川の位置から流向を推測します。地図に表現された線や数値がどのようにして描かれるのか測量の世界をのぞいてみた くなりました。
 また以前から興味のあった土地家屋調査士試験の測量科目免除にも魅力を感じました。現在、58歳。今後のことも考え、仕事の幅を広げたいと思い測量士補受験を決めました。
 正月明けに書店で関連書籍を見て多様な測量について学習しなければならないことが分かりました。次にインターネットで調べていくと日本測量協会の通信教育を支持する声が聞こえてきました。
 協会のホームページで通信教育の他に答案練習セミナーが3/末、4/初めにあることが分かりましたので、協会へ足を運びセミナーを申し込むことにしました。参考書を読み込んだり通信教育をコツコツ行うことは私に は向いていません。セミナーの中で試験に必要な内容を覚えることにしました。わかり易い講習でしたので受講したことで安心してしまい内容の復習、過去問は試験直前まで行いませんでした。
 試験に合格するには測量の内容や数字、計算式を覚えなくてはいけません。試験前の5日間(試験前日は徹夜)でセミナー資料による学習と5年間の過去問を行いました。
 マーカーを片手に資料を読み、過去問で理解度を確認しました(わからない計算問題は飛ばしました)。必要なポイントが簡潔にまとめてある資料は読み易く助かりました。
 セミナーと試験前一週間弱の学習で何とか合格できました。受験テキストは地図記号の頁しか見ませんでしたが、測量の細かいところまでしっかり書かれていますので測量の実作業で重宝すると思います。
 最後にセミナー申し込みの際、分厚いテキストと過去問題集を前に途方にくれていた私へ過去問中心の学習法を指導してくれましたS先生、セミナーでの諸先生方、お世話になった協会の方々に感謝いたします。
 ありがとうございました。

宇田 佳弘さん(2014年合格 答案練習セミナー受講生)



一発合格を目指して
 測量士補は10年前に取得していましたが、スキルアップを目指して測量士の受験を決めました。測量士補を合格していたので、測量士も少し勉強すれば大丈夫だろう、との思いがありましたが、自宅に届いた教材は、 分厚いテキスト、問題集とその他教材の数々であり、浅はかな考えだったと痛感しました。
 とりあえず添削問題の測量法規等までは目標日までに提出できたのですが、多角測量に入ると計算問題が出てきて、勉強が思うように進みませんでした。悩んでいる中、添削講座の合格体験記を見ていると、諸先輩方は私 と同じような状況の中でも努力して合格されていることを知り、大変励まされました。
 合格体験記を読んでから決めた方針は、「解答用紙の提出目標日は必ず守ること」「公式はメモしていつでも勉強できるようにすること」「午前の問題は9割正解」「毎日1時間半勉強」そして「一発合格」でした。 解答用紙の提出目標日は毎週月曜日に設定されているため、平日学習時間が取れなかった週は土日で挽回、滑り込みで月曜日に投函できました。毎週提出なのでメリハリがあり、継続して勉強することができたと思います。 4月からは問題集や添削問題の復習を行い、5月の試験に臨みました。
 結果は無事合格でした。自己採点で午前の問題が650点と満足のいく内容でした。午後の問題は時間が足りませんでしたが、午前の得点でカバーできたと思っています。
 最後になりますが、添削指導してくださった先生や測量協会の方々、家族そして合格体験記を書いてくださった諸先輩方に対して厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

寺浦 篤さん(2014年合格 通信添削講座受講生)



地道に一歩一歩
 昨年6月頃、測量士試験の受験を決心しました。
 勉強方法としては、科目別模範解答集から始めました。難しい内容でしたが、受験テキストを片手に3回程繰り返した所で、測量士試験への基本的な知識はついてきたと感じました。
 12月からは、通信添削講座を中心に進めていきました。こちらの添削問題は、過去問題とは違った傾向の問題も多くあり、難易度が更に上がった印象を受けましたが、一方で、この内容を理解すれば、合格にかなり近づく のではと感じていました。また、わからなかった問題は質問用紙を使用してどんどん質問するようにしていました。
 こうして科目別模範解答集、通信添削問題を繰り返し解き、それでも覚えられなかった部分は暗記帳を作って書き写し、覚えるようにしました。
 試験当日は本当に緊張しましたが、「今まで勉強した成果は出せた」と、手応えは感じました。
 約2ヵ月後、合格を地理院のHPで確認しました。約1年間、つらかったですが頑張ってきて本当に良かったです。
 最後に、添削をしていただいた日本測量協会の先生方、本当に有難うございました。

黒田 巧さん(2014年合格 通信添削講座受講生)



未経験者でもどうにかなる継続の重要性
 測量士の資格を取ろうと思ったのは、現在の会社に就職が決まった2012年のことです。測量の勉強は全くしたことがなく、測量の教科書を一通り読むことから始めました。続いて、通信添削講座を受講し試験に臨みました が、結果は壊滅的なものでした。
 こうなると、リベンジするしかないという闘志がわきあがり、2013年の冬、二度目の受講をしました。その際、過去問の精査等を行い、暗記すべき公式を暗記して問題に臨むと問題は案外スラスラと解けました。やり方次第 では、計算問題は得点源になるのです。午後試験の添削問題では、解答の適切な作成方法を教授していただきました。また、会社の上司も受験直前対策を社内で開催して下さり、試験にに向けて大いに自信をつけることがで きました。ご指導くださった皆様には感謝に堪えません。
 私の取った勉強法は、通信添削講座の問題を解き、それがすべて終わったら過去問をひたすら解くというものでした。その際に重要だと感じた事は、勉強場所の確保です。近所の図書館等を利用し休日は一日中問題と格闘 していました。

水島 卓磨さん(2014年合格 通信添削講座受講生)



あきらめず、頑張った結果です。
 2014.7.15 AM8:50,国土地理院のHPにて測量士試験合格者に自分の受験番号を見つけました。登録すれば私もようやく測量士と思うと、長かった明かりの見えない2年間が嘘のように思えます。
 家業で測量の仕事をし、何となく今までやって来た20年、その間に家族が出来このままではいかんと思い、25年度より測量士試験を受けようと勉強をはじめました。 測量に使用する数学的知識に乏しく、まさに一からのスタートでした。
 SIN.COS.TANから弧度法、標準偏差、行列計算、航空写真からの標高等求める計算、クロソイド、座標面積計算……、学生時代に数学勉強しておけば良かった、と後悔する毎日でした。やはり、 25年度の結果は残念な結果に終わりました。測量士になるのは、そんなに甘くないとつくづく思い知らされました。正直、心が折れそうでした。自分なりには勉強したつもりでしたので……。
 しかし、自分の勉強が足りなかったのだと思い、家業、家族、なにより自分のため、あきらめずにコツコツと基礎数学から勉強しました。そして11月には測量協会の添削講座に申し込み、 12月より開始し届いた添削問題を期日には必ず送るようにこなしました。
 添削問題を繰り返し解くことで、問題をじっくり読み理解し、計算問題は機械的に素早く解くことができ、自然に問題が解けるようになり、4月辺りには一番苦手だった行列、標準偏差、 航空写真の計算が一番の得意分野になっていることが、うれしく思います。
 添削問題の回答用紙に赤ペンで「がんばろう」と書いてあるのを見て、うれしく思いました。添削問題以外の用語とか計算の質問等、回答頂いた先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 さっそく測量士補の名刺は処分し測量士の名刺を作成します。(^^)V

澤登 宏之さん(2014年合格 通信添削講座受講生)



強い意志で掴んだ成果
 この仕事に就いて20年の節目の年になるので、今までの「とりあえず受けておこう」という中途半端な気持ちを改め、「今年で絶対決める」という目標を立てて夏から試験勉強にとりかかりました。
 学習時間は1日1時間程度、試験前は2時間程度行いました。
 7月から10月は測量法、基準点測量、応用測量など自分の得意分野を中心に学習し、11月から2月は実務で携わったことのない写真測量全般と計算問題など苦手分野の学習をしました。
 3月から4月は午後の筆記試験対策として測量法と作業規程の準則を熟読し、解答例を作成して筆記練習を繰り返しました。
 一通り全般を通した状態で4月中旬にWeb測量士試験答案練習セミナーに参加しました。
 答案練習セミナーの内容は基礎的なところから試験問題に特化したものまで網羅しており、実務や独学では学べない部分を多く学習することができました。
 測量士試験を何度か経験した中で、いつも時間不足で悔しい思いをしたので、4月から試験までは読解と計算の速度を上げることを意識しながら過去問で解答練習を行いました。
 意志を切らさずに学習スケジュールを実践したことと答案練習セミナーでの総復習が合格につながったと思います。
 協会の皆様、答案練習セミナー講師の皆様、会社の皆様、そして家族に心より感謝します。本当にありがとうございました。

百々 宣博さん(2014年合格 答案練習セミナー受講生)



「SLOW&STEADY」
 一昨年、貴協会の測量教室測量士補講座を受講させていただき測量士補に合格しました。昨年、さらにステップアップを目指し、独学で測量士試験に挑戦しましたが,結果は惨敗、 今年は「独学では難しい」と感じ、実績のある貴協会の通信添削講座を受講させていただきました。添削問題を解いて、不明な箇所はテキストで確認しながら勉強を進めました。 12月下旬からのスタートでしたが、2月上旬には全ての問題を提出しました。その直後、山梨県は記録的な大雪でしたので、早く提出して正解でした。また、同時に、月刊「測量」 で最新の情報も収集しました。とにかく、「SLOW&STEADY」で基本パターンを理解し、添削問題やセミナーで出題された問題を「繰り返し」学習して、作業規定を徹底理解したこと が結果的に良かったと思います。また午後の試験は時間が足りなくなるので、出来る問題から解答していくと気持ちに余裕が出来ます。そして、最も大切なことは、最後の1分1秒まで 諦めないことだと思います。貴協会には大変お世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

倉澤 勝仁さん(2014年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



0からのスタートでした
 私は15年ほど前に測量士補1回、平成24年度に測量士を1回受験しました。
 どちらも不合格。理由は勉強不足でした。
 このままではだめだと思い日本測量協会の通信添削講座を受講することに決めました。
 12月半ばの遅めの申し込みで、教材が届いて問題を見ましたがはっきり言ってまともに解ける問題がありませんでした。
 本格的に勉強をスタートさせたのは年明けです。テキストを読んでも頭に入ってこなかったので、まずは添削問題をこなすことから始めました。テキストを見ながら問題を解いて送付する。 戻ってきた問題を再度確認してわからないところは質問用紙で質問。
 こうしているうちに勉強のペースをつかみ何をどのように勉強したらいいかわかってきました。もっと学力をつけたいという思いから答案練習セミナーも受講することに決め、セミナーを受ける前に 通信添削の問題を終わらせ、回答を一度は復習するという目標が出来ました。
 3月は繁忙期でしたが、会社の人にも協力してもらい臨んだセミナーはとても有意義なもので通信添削を復習しておいたおかげで授業の内容もとてもよく理解できました。4月の半ばくらいから 過去問とセミナー、通信添削の繰り返し、覚えられない公式はノートに箇条書きにして毎日確認しました。セミナーが終わってから出てきた疑問点はメールで詳しく回答してもらいとても助かりました。
 通信添削講座と答案練習セミナーを受講することで計画的に勉強ができて7月無事合格することが出来ました。受講無しでは合格はあり得なかったと思っています。指導していただいた先生方、 本当にありがとうございました。

金見 智朗さん(2013年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



勉強は休まず継続する事を心がける
 測量の仕事に携わって十数年、業務ではそこそここなせるようになりましたが、如何せん資格がないのがネックになっていました、そこで一念発起し昨年度、測量士補の資格を独学で取得しました。
 さて「次は測量士」と思い、過去の問題を中心に勉強を開始するも、意味の解らない問題も多数ありわかりやすい教材を探していたところ、当協会の通信講座の事を知り早速受講しました
 今までは単に解き方を憶える方法で勉強していましたが、士では意味もある程度理解しないと頭に入ってこない事に気がつき、受講後は専ら過去問題の模範解答集で解答例を何度も確認しながら 学習してました。特に午後問題は受講テキストにも過去の物が掲載されており、併用することでかなりレベルが上がると思います。どんなに忙しい時でも休まず、時間を見つけては全科目満遍なく を心がけ勉強を継続しました。
 試験結果は午後試験の選択科目の取り方が良かったのか、1回で合格しました。  自分的には国土地理院のHPで測量に関する最新情報などはチェックしていませんでしたが、今回の通信添削講座だけで十分試験に対応できると思います。
 最後になりますが、添削して頂いた講師や協会の関係者の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

須貝 鋭志さん(2013年合格 通信添削講座受講生)



強い意志を持って
 試験の前年10月に、測量に関わる会社に勤める者として自己を高めようと一念発起して測量士の資格取得を決意しました。また、個人的に2回目を受けることは考えておらず、1回目で 合格することを強く意識しました。
 とは言いつつ、何から手をつければ良いか分からずネットで検索していた際に、この通信添削講座にめぐり合いました。受講するのに特にためらうことなく、即決でした。
 いざ、計画を立てて勉強を始めましたが、予想以上に難解で文系出身者の私にとっては数学の基礎から解らず、苦戦しました。若干、焦りもありましたが、課題を提出し、何度も見直して いくうちに理解する喜びを感じることが出来たのではないかと思います。
 繰り返すことで覚えるというより考える力が着実に身につき、午後の試験には非常に役立ったと思います。
 予定より早く課題提出を完了し、過去問と併せて出来ていない箇所を集中的に取り組み、当日は良いコンディションで試験に臨むことができたと思います。ここまで意思を貫徹できた ことに非常に満足しています。

安武淳さん(2013年合格 通信添削講座受講生)



ダブル受講が役立った
 測量士補の資格取得の際にも、通信添削講座を受講していました。そのお陰で測量士補に合格できた経緯があったため、測量士を受験するにあたって改めて通信添削講座を受講することにしました。
 しかも、過去2年は測量士の問題の難しさに行き詰まってしまい不合格。このままではだめだと思い、気合いを入れ直して3年目に臨むことにしました。
 3年目は通信添削講座にも申し込み少しずつ勉強を進めていきました。しかし、ここでもやはり問題の難しさに音を上げそうになり、春に開催されている答案練習セミナーに参加することにしました。 セミナーでは大変わかりやすく解説していただき、問題への取り組み方や考え方など、各種問題への理解に努めることができました。その後もセミナーで教わった勉強方法とポイント、過去問題を 重点的に勉強し見事合格を勝ち取ることができました。通信添削、答案練習セミナーのダブル受講は測量士取得に大いに役立ったと感じております。
 最後に協会の皆様、講師の先生方、そして根気よく資格取得を励ましてくださった会社の皆様に感謝しております。

藤本 勇樹さん(2013年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



会社、家族のバックアップに感謝
 測量士の資格取得に本気で取り組んだ平成24年度。自己採点では「合格ギリギリのラインでは?」でしたが結果は不合格。
 自己学習では限界を感じていたところ、上司の勧めもあり通信添削講座を申し込むことにしました。
 送られて来たテキストや資料の多さに戸惑いましたが、その中に提出目標日の記された予定表がありその提出日を目標に勉強を進めていくことにしました。ま ずはテキストを読みポケットサイズの小さなノートにまとめました。
 このノートを常に携行し、休憩時間や現場へ移動する車内で繰り返し目を通し重要事項や要点を覚えることができました。(「資格取得のためなら……」と運転してくれた同僚に 感謝!)
 そして添削問題を自分なりに解き、わからないことは質問用紙を使って質問をしました。
 的確で解り易い解答がすぐに送られてきました。その解答を基に、間違えた問題や苦手な問題を、“ポケットノートに記入し、更に繰り返し目を通しました。
 仕事をしながらの勉強で順調とは言えませんでしたが何とか提出期限をクリアーし添削問題を終了。
 残りの1カ月半は“模範解答集”を軸として勉強しました。
 これまでやってきた添削問題やノート学習のお陰で大体は理解することができていました。
 この本は、5年分の過去間が載っているので出題傾向も解ってきて重要項目の絞り込みに役立ちました。
 また、実際の試験のように時間を計測しながら問題を解き、試験での時間配分にも気をつけました。
 1日の勉強時間はというと4〜5時間。毎日の現場作業で疲れきった体にムチを打ち机に向かうのは非常に辛かったです。
 また、大好きなビールを我慢するのが一番辛かったかも。(笑)しかし「必ず合格するんだ!」という強い気持ちをもって試験までのモチベーションを保ちました。
 試験前には理解ある会社の協力で勉強時間も頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
 また、子供達も勉強机を貸してくれたり、正月、ゴールデンウィークも家族の時間を犠牲にして勉強時間をくれました。
 そんな周りからの支えで、更に合格への気持ちは強まりました。試験では緊張もあり「100%納得いく解答」とまでは言えませんが自分なりに力を出しきれたのではないかと思います。 そして合格発表の日、妻からの連絡で合格を知りました。「今まで頑張ってきて良かった」と熱いものが込み上げました。いろんな方々に支えられて掴んだ合格。本当に感謝しています。
 友人や同僚から「酒好きのお前がよく晩酌を我慢できたな」と言われます。「合格への強い気持ちがあったから」と答えていますが、今回の合格で思うことは「何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならない」ということです。
 何も失わずに何かを手に入れることはできません。これから合格を目指される方で、挫けそうになられた時は是非この言葉を思い出してほしいなぁと思います。
 最後になりますが添削でお世話になった日本測量協会の先生方ありがとうございました。

柳浦 秀貴さん(2013年合格 通信添削講座受講生)



自分自身のやる気と強い意志
 測量士の資格を取ろうと思い、去年の夏から測量士の勉強をしてきました。測量士の試験内容は測量士補と比べてとても高いレベルにあることを知っていたので、午前で出題される水準測量の行列を勉強すること から始めました。数学はなかなか難しく1カ月は勉強しました。次に秋ぐらいから受験テキストと過去問をベースに勉強し、理解することを念頭に時間を掛けて勉強しました。
 そして今年の1月から測量協会の通信添削講座を受講し、1カ月程で全部解きました。過去問やテキストにはない問題が出題され、これなら測量士の試験も大丈夫だと思う程でした。試験まで過去問、テキスト、 セミナーを飽きるぐらい繰り返し、早く解くことを主眼に勉強しました。
 しかし今年の試験は難しく通信添削問題のヤマは外れました。午前は時間一杯、午後は今まで出題されたことのない行列を用いるGNSSの基線解析に時間を取られ、最後の一秒まで必死でした。正直もっと時間が、 欲しい程でした。
 発表までの時間は長く感じ、合格するか不安でした。地理院のHPで自分の番号を見つけた時は凄くホッとしました。私が思うに合格するために必要なのは必ず合格するぞという強い意志と試験まで気を抜かないこと だと思います。また午後の記述も問いと答えをメモに書き、暇な時に何度も見たり、問題を解いたりしたのも合格に繋がったと思います。
 どんな問題集があっても勉強しなければ意味がありません。私の勉強のモチベーションを支えてくれる意味で通信添削講座の問題も大きな力を発揮したと思います。これからはさらなる資格取得に励んでいこう と思います。最後に講師の先生方、添削のご指導ありがとうございました。

鈴木 一平さん(2013年合格 通信添削講座受講生)



問題の解き方を学んだ
 平成24年7月20日の朝に国土地理院のホームページにPDFファイルがアップロード(合格者の番号のみ)されていました。自分の番号を確認したが、信じられずに会社の上司や同僚に再度確認しても らったら、「大丈夫です」と言ってくれました。非常にうれしかった。
 平成8年に測量士補を取得して以来、測量士は「まだいいや」と考えてさぼっていました。その後会社の要望もあり、平成23年に初受験、あえなく撃沈しました。特に午後の問題の時間の不足に は驚きました。
 このままでは絶対に受からないと思い、日本測量協会の通信添削講座を利用させていただきました。添削講座を受けて良かった点は、問題の解き方(計算の過程)をしっかり学ばせてもらえたこ とで、解き方が違うと微妙に違う答えになるものなんだなぁと感じました。最後になりますが、測量協会の方々、添削の先生の方々、本当にありがとうございました。

小林 竜太郎さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



通信添削で計画的に勉強
 高校卒業以来、30代後半の現在まで勉学や資格とは無縁の生活をしてきた自分が測量士の試験に一回で合格できたのは、まさに通信添削講座のおかげだと思っています。
 独学で合格した測量士補とは違い、測量士試験は過去問テキストの厚さや合格率の低さからもわかるように、計画性を持って客観的に指導してもらわなければ乗り越えることはできないと考え ました。そして、添削講座の課題提出予定表に合わせた学習計画を立て、早朝や勤務時間終了後にかかわらず出来る限りの学習時間を確保しました。時には5歳の息子の遊び相手をしながらとい うこともありました。
 また、独学で陥りがちな思い込みや勘違いも、添削講座のおかげで払拭できたと思います。添削していただいた先生方とのリアルなやりとりの中で、習得できた喜びや新鮮な発見を感じること ができ、刺激を受けて邁進することができました。本当に感謝しております。
 この経験を通じて、測量士という仕事に自信を持って取り組むことができるようになり、さらなる資格取得にチャレンジする意欲が湧いています。

中山 英治さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



周囲に受験を宣言しました
 昨年、同業のZさんから「日本測量協会の答案練習セミナーを受講し、測量士試験に合格できた。」との話を聞き、以前から気になっていた測量士の資格取得を 目指そうと思いました。
 2月「答案練習セミナー」に申し込み、まずは受験テキストを利用して勉強しましたが、一通り目を通すのがやっとという状況でセミナー突入となりました。
 3月の「答案練習セミナー」は、先生の言葉を漏らさず聞こうと一番前の席に陣取りました。講義はとてもわかりやすく、配布された資料も非常に役立ちました。
 4月中頃から、過去問に取り組みました。午前の選択問題は、繰り返し解くことで対応し、午後の記述式の問題は、講師の先生がおっしゃっていた「午前中の選択問題を記述式として解答できるようにすると午後の 問題の対策になる」とのお話を参考にして勉強したところ、試験当日は落ち着いて解答することができました。
 そして合格発表当日、自分の受験番号を見つけた時には、喜びと共に達成感を得ることができました。
 会社では、社長をはじめ社員の方から「頑張って!」と声をかけていただいたこともとても励みになりました。
 これから受験される方は、「受験することにした、合格するつもりだ」と周りの人に言ってしまいましょう。勉強が辛くなってきた時に、周りの人の声援が励みになりますし、 「合格するんだ」という強い動機付けになると思います。
 最後になりますが、社団法人日本測量協会主催の「答案練習セミナー」を受講せずに合格はなかったと思います。協会の皆様、講師の先生方ありがとうございました。

大出 博司さん(2012年合格 答案練習セミナー受講生)



測量士取得を目標に掲げた4年間
 「また来年も受験することになるのだろうか。試験勉強から抜けられないのだろうか。」と感じる中での合格発表でした。受験番号を確認した時は体中が 震えたことを忘れられません。
 今年は過去の勉強方法を振り返ることから始めました。毎回、午後の試験は全く自信がないまま試験当日を迎えていたことを考えると、「勉強時間の割合が おかしかったのではないか、関連性のある科目はどこなのかを意識していなかったのではないか」を課題に計画を立てました。通信添削講座の問題は難しいものもあり ましたが、過去問題に類似する問題でしたので多角的な練習に役立ちました。答案練習セミナーにも参加し、他の受講者の必死に取り組む姿勢を目にして、自分の 心の甘さを痛感し意識を高めることができました。
 勉強する中では、眠気との戦いも課題でした。理解ができないところに限って眠くなってしまうため、体調が良く時間のゆっくり取れる時に行うことで克服で きたと思います。
 私が試験勉強する中で、信念としたことは、「目標を見失わない。毎日の積み重ねが結果に結び付く。努力は必ず報われる」でした。
 この合格で、先輩、同僚、家族がとても喜んでくれました。皆の励ましと支えがあったお陰だと思います。

須田 隆雄さん(2012年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



千里の道も一歩から
 私は、2年前に建設コンサルタントに転職し、現在GIS関連のシステム開発に従事しています。転職前は測量とは無関係のソフトウェア会社であったことから、 GISのプロを目指すには、もっと測量に関する知識が必要であると考え、測量士を受験することを決意しました。
 ただし、測量士からの受験は、実務経験も予備知識もない状態だったので、ハードルが高すぎて挫折してしまうだろうと考え、まず最初に測量士補を受験し、 基礎を固めてから測量士を目指すことにしました。
 測量士補に関しては市販の書籍も多く、難易度もそれほど高くないことから、3ヶ月の学習期間でなんとか合格することができました。
 問題は、測量士です。測量士試験は市販の書籍が少なく、難易度が高くなります。そのため、自分の実力では独学での合格は難しいと考え、測量協会の通信添 削講座を受講することに決めました。幸いにも、会社の資格取得支援制度を利用することができ、会社で通信添削講座の費用を負担してくれることになりました。
 通信講座は各章ごとに提出期限が決められており、毎週提出期限が来るので大変でしたが、期限厳守を習慣にしました。「千里の道も一歩から」とことわざにも あるように、「千里先」を考え出すと気重になってしまうので、まずはできるところから一歩ずつ、確実に進んで行くことを心掛け、どんなに忙しくても毎日2〜 3時間は勉強するよう努力しました。
 その結果、当初訳のわからなかった問題も試験直前ではほぼ解けるようになり、約半年間の努力が実を結び、無事に合格することができました。通信添削講座の先生、会社の先輩 方そして最後まで協力してくれた家族に感謝しております。

西沢 尚之さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



わかるまでくり返す
 測量士補は取得した。さ〜測量士はどうするかな〜専門学校行くと学費と生活費で300万円かかる。しかも1年間も時間をさかねばいけない。自己学習での取得 を目指し、受験対策テキストを購入し中を開くと、見慣れない言葉や数式につまずき、放置してしまいました。秋になり通信講座のお知らせが届き、申し込むと 同時に勉強を始めました。レポートの 提出は勉強の進度を計るのに丁度良かったと思います。また、見慣れない言葉・数式は質問用紙を活用したり、ただひたすら 何度も何度も繰り返しました。
 本番の試験では、時間がギリギリになってしまいましたが無事終了することができました。合否の結果は抜きにして、今までで一番勉強したな。自分でもやれ ばできるんだなと、達成感に包まれました。合格通知が届き再度喜ぶと同時に、これでやっと測量業の土俵に上がることができたんだ、これからが本番だと、今 一度心して行こうと思います。
 通信講座の先生、会社関係の方、測量の恩師、アドバイスを頂いたすべての人に心から感謝申し上げます。

吉川 千晶さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



通信添削に勝負をかけた
 私は昨年の3月まで予備校で数学の講師をしていました。最終的には土地家屋調査士を目指しているのですが、そのための第一歩として測量士の資格を取ろうと思いました。
 私が立てた目標は3月までに基本を一通り終わらせ、4月、5月に応用力を身につけていこうというものでした。数学を学んでいたので計算問題に困ることはありませんでしたが、 測量の経験がない分、暗記事項にはすごく苦労しました。特に午後の試験は初めて過去問に取り組んでみた時はどう対策すればよいのか全く分かりませんでした。最終的には「覚 えるしかない」という結論に至り、添削問題、過去問で出題されているものはすべて覚えました。また時間の許す限り準則にも目を通すようにし、覚えられるものは覚えました。当 日は自信を持って試験に臨むことができ午前も午後も満足のいく点を取ることができました。
 測量士は本屋に適当な参考書がなく、どうしようか迷っていたところ、たまたま測量協会の通信添削講座を知り「これで勝負しよう」という思いで始めました。結果は大正解でした。本当に有難うございました。

上野 佑介さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



基礎学力向上と自分なりの勉強法
 2度目のチャレンジでした。
 平成22年度と平成23年度の通信添削講座と答案練習セミナーを受講しました。基礎学力のない私に基礎知識を身につけさせてくれた のが、通信添削講座でした。自分なりの勉強法を教えてくれたのが答案練習セミナーでした。
 1度目のチャレンジは、すべての科目を広く浅く勉強しました。結果は不合格でした。2年続けて通信添削講座を受講じたことにより,自分の得意分野と苦手分野がはっきりとわかりました。そして答案練 習セミナーの先生方から合格するための勉強法を教えて頂きました。
 「100点を取らなくていい。65点以上を取る勉強をして下さい」この一言で学習方法を変えました。
 去年と同じ方法では駄目だと感じ、通勤電車の中では作業規程の準則と測量法をインターネットよりダウンロードし、毎日繰り返し読み返しました。また、国土地理院のホームページでの問題の傾向 等をチェックし、地理情報標準等について調べたりしました。得意分野(計算問題)は通信添削講座での質問や答案練習セミナーの先生方の指導により勉強しました。特に苦手な分野は何度も繰り返し復 習ができたことが良かったと思います。
 私は、通信添削講座と答案練習セミナーがなければ合格できなかったと思います。毎日勉強する習慣がなかったのに、日々勉強する習慣が身につき、先生方の指導により、理解力と最後まで諦めな い心の準備ができたことが自信に繋がりました。
 まだ、資格を取得していない会社の同僚後輩に日本測量協会の通信添削講座や答案練習セミナーを受講し合格を目指して頑張ってほしいです。
 最後になりますが、指導して頂きました先生方ありがとうございました。

石井 宏和さん(2012年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



添削でつけた計算力を発揮
 測量士補試験は去年、独学で一発合格できましたが、測量士の試験については、文系大学卒業者で、測量機器に触ったこともなく、さらに40歳台後半という年齢もあり、独学では無理と判断し、 日本測量協会の通信添削講座を受講して受験に臨むこととしました。
 おかげで、今年の試験で合格できましたが、これも通信添削講座の受講により、最新の測量技術に関する知識が習得できたこと、また、午後の選択問題の選択にあたっては、通信添削講座で培った計算力を 最も発揮できる選択をして点数を稼ぐこととしたのが奏功したようです。写真測量の計算問題に対し、通信添削講座で習得した解法をしっかりと発揮できたのが今年の合格につながったように感じています。
 実務経験がない私でも合格できたのも、測量実務の知識が習得できる日本測量協会の通信講座を受講していたおかげと感謝しています。どうもありがとうございました。

寺山昭彦さん(2012年合格 通信添削講座受講生)



悪戦苦闘したが
 2年前、土地家屋調査士事務所を開業したが、測量の経験・知識が全くなく、一昨年11月に通信添削を受講。測量・行列・誤差学入門書を1ヶ月程読み、それから受験テキストにトライしたが 、GPS、写真測量の概念が掴めず、テキストに出てくるイラストや表は全てノートに書き写し。添削は過去問から同じような問題を探して、その解答を参考にして提出するなどして悪戦苦闘しました。 当時は、1年目で合格するのは無理だと思っていました。そんな私に自信を与えてくれたのは、3月の答練セミナーでした。無駄のないポイントを押さえた講義、何よりも講師の熱意、頭が下がる思いです。繰り返し教えて頂いた所が、本試験では全てと 言ってよいほど出題され、大いに助かりました。午後の試験は測量の経験を要求していますが、基礎さえ押さえておけば50パーセントは取れます。  測量の経験のない方、恐れることありません。

佐藤 建夫さん(2011年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



細やかな添削指導により理解度アップ!
 測量士試験を受け始めて18年目になります。7月22日の国土地理院ホームページ上での発表で自分の番号を見つけた時は、自己採点で自信はあったものの、嬉しさと同時に大変ほっと致しました。 毎年科目別問題集で過去問題を解いて勉強していましたが、仕事で使わない分野は理解不足でしたので、点を取ることができずに毎年残念な結果に終わっていました。妻のそろそろ合格通知が 見てみたいという言葉に一念発起し、今回は通信添削講座を申し込み多くの問題をこなし、添削していただくことにより分からない分野を理解することができ、今までにない自信が湧いてきました。 受験テキストや科目別問題集にはない細やかな添削指導には本当に感謝しております。この講座を受け、無事に合格できて本当に良かったと思います。大変お世話になりました。

山本 和男さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



今までで一番勉強した測量士試験
 合格発表の日、「ホームページに番号があるよ、よかったね、すごいすごい」と妻からの電話があった。本当によかったと同時にもうこれで測量士試験の勉強をしなくて 済むという安堵感で胸がいっぱいになった。
 今回で3度目のチャレンジとなった試験。1回目は全く分からず撃沈。2回目は午前は何とかクリアーしたものの、午後が全く分からず惨敗。はっきり言って勉強不足だと感じた。 そこで見つけたのが、今回お世話になった通信添削講座だった。受験テキストと科目別模範解答集、そして通信添削問題があり問題を解いては送付するわけだが、間違っ た解答をすると、どこが違うのか適切に教えてもらえた。また、あまり人に聞けないような基本的なこと(標準偏差とは?観測図ってなに?とか)も質問書を送ることで理解することができた。
 度々の質問にも丁寧に解説していただいた先生方、測量協会の方々、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

福本 祐樹さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



午後の試験で思ったこと
 土地家屋調査士開業予定数カ月前の一昨年の11月に職業の説明をした時に、測量屋さんみたいなものと答えたら、「測量士」持ってるんだと返ってきたトンチン カンな会話がきっかけで、平成23年の春に測量士の試験を受けることにしました。
 私の受験勉強は、ひたすら過去問(6年間)の繰り返しでした。
 また、日本測量協会主催の「答案練習セミナー」でいただいた資料がコンパクトにまとめられていたため終盤ではたいへん参考になりました。
 なお、午後の試験を受けてみて思ったことが1つあります。  それは、午後の試験は1題が必須問題で残り4題のうち2題が選択問題ですが、限られた試験の時間にどの問題ができてどの問題ができないという判断はとて も難しいことが分かりました。
 試験中に、できそうな2題を探すのではなく、私の場合、No3を最初から外していたので、No2,4,5の3題を解いて、そのうちのできの良い問題を選ぼうと 思いましたが、幸い合格できたため、この方法は行う機会がなくなりました

佐藤 忍さん(2011年合格 答案練習セミナー受講生)



現場経験の無い私でも
 通信添削講座の受講は、数年前に測量士補を受験して以来の受験勉強となりました。
 教材が届き、そのテキストの分厚さに圧倒されながらも問題にとりかかりましたが、問題は難しく、解答するというよりテキストから答えを探すといった状態でした。 しかし、択一式の問題でも、選んだ理由、計算過程などを記入するようになっており、その解答に対する添削をして頂いたことで、少しずつ理解することができたのだ と思います。また、段階的に課題提出目標日が設定されていたので、頑張って続けることができました。結果的に、目標日通りには提出できませんでしたが、4月中に は何とか完了することができ、その後、試験までの約1カ月間は過去問を中心に勉強しました。特に午後の記述式の問題に関しては解答を書き写すことから始め、何度 も同じ事を書いて覚えるという感じでした。測量会社に勤務していますが現場経験の無い私が合格できるのかと、合格発表の日まで不安でしたが、なんとか合格しており、 本当に嬉しく、安心しました。
 添削指導して下さった先生方、ありがとうございました。

田 ルミさん(2011年合格 通信添削講座受講生)



測量に対する更なる自己研鑽
 61歳のチャレンジです。一昨年、土地家屋調査士事務所を開設して22年目を迎えました。開設当時から、測量については、元国土地理院の方を講師として十数 年ご指導を受けておりましたので、測量士の資格についてはあまり気にしておらず、業務にも支障はありませんでした。しかし、めまぐるしく進歩する新たな測 量技術(アナログからデジタルへの移行)に対し、「測量士の資格取得」を決意し、年明けからスタートを致しました。
 日本測量協会の通信添削講座を受講し、送られてきた教材の多さと試験までの時間を考慮しながら計画を立てました。しかし、この時期、業務多忙な時期と重 なり十分な勉強時間が取れない状況のなか、早朝(4〜6時)は、毎日欠かさず集中して勉強することができました。受験勉強の内容として、午前の問題は、添削問 題、過去問(10年分)を科目別に整理し、重要なポイントを絞り込み、ノートすることと、繰り返し行うことで内容の理解と解答時間の短縮ができたように思いま す。また、測量法、作業規程の準則、午後の記述式問題等では、暗記すべき部分をノートするとともに、録音(MP3プレイヤー)し繰り返し聴くことで,知識の向 上と解答の正確さが安定したように思います。特に、作業規程の準則にはかなりの時間を費やしました。
 今回の受験で、業務との両立の難しさ(年齢に関係があるかも?)を痛感しましたが、「やれば出来る、やらねば何も始まらない」との思いで頑張り、無事合格する ことができました。
 今後は、新しい測量技術に目を向け、土地家屋調査士として測量に対する更なる自己研鑽に努めてまいりたいと思います。
 最後に、今回ご指導頂いた講師の方々に深く感謝申し上げます。有り難うございました。

柴田 文男さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



添削講座がよいペースメーカー
 測量士補は以前独学で取りましたが、数年が経ち、試験勉強を一からやり直すという状態でした。また、測量士補に比べ試験の難易度も高いことから、通信添削講座を受講することにしました。
 講座が始まるまでは受験テキストに一通り目を通し、始まってからは極力提出期限を守るように勉強を進めていきました。これが良いペースメーカーとなり、約8カ月という期間で合格できた原動力になったと思います。
 3月には答案練習セミナーにも通いました。東日本大震災に見舞われ関東地方でも余震が続く中、志を同じくする方たちと共に勉強することはとても励みになり、先生方の分かりやすい講義に助けられ、集中力を 切らせることなく試験当日を迎えることができました。
 丁寧に指導してくださった添削講座の先生方、試験のポイントを分かりやすく教えてくださったセミナーの先生方、色々と力になってくれた家族の皆に大変感謝しています。どうもありがとうございました。 

高木 優さん(2011年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



繰り返しの勉強が効果的でした
 測量会社に平成18年よりアルバイトで雇っていただき、平成19年に測量士補に合格しました。
 ベテラン測量士さんの仕事ぶりに憧れ、平成21年に初めて測量士試験を受験しました。  通信講座を受講するも、不合格。翌年、再度測量士を受験。2年目は通信講座を受講せず、過去問を写本するも、不合格。3度目の正直で今年が最後の受験と決め、準則の解説本を何度も読み、ようやっと頭の中が整理され、2度目の通信講座を受講。
 添削指導の先生にアドバイスも頂き、今度は添削問題はかなり理解でき、あとは過去問8年分を繰り返し勉強しました。結果、家族の支えもあり測量士に合格できました。   

山ア 絵未さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



同僚と通信添削講座を受け励まし合う
 試験前は、一緒に受けた人が皆受かり、自分だけが落ちるのでは?と良からぬ想像をしていたのですが、運よく合格でき、ほっとしています。
 自分の学習を振り返ってみて、今後受験される方へのアドバイスとしては、以下の3点です。
@ 測量士補合格後、年数を空けずに測量士を受験する。
 時間を空けると、共通する部分をまた一から勉強し直しになります。私はかび臭い測量士補の本を引きずり出すはめになりました。
A 科目別模範解答集をまず解き、その後通信添削講座の問題に取り組む。
 通信添削講座は、広い出題範囲をもれなく学習するために作られているものなので、実際の試験より難しいものでした。初学の方は、その順で学習されたほうが理解が深まると思います。
B受験仲間を作る
 私の場合は、会社で通信添削講座を受けている同僚がおり、お互い添削結果について一喜一憂。自分だけだとマイペースに陥りがちなのですが、仲間の学習進度をみて、焦りが生まれたのが良い結果につながったと思います。
 終わってみると、試験と通信添削講座を受けたのも良い思い出になるから不思議なものです。試験は、ちょっとした非日常。こんなにも測量士を目指す方がいるのだと知るだけでも、良い刺激になるのではないでしょうか。
 最後に,通信添削講座の先生方、ありがとうございました。今思えば意味不明な解答を書いていたのですが、丁寧に添削して頂き、おかげで合格することができました。    

吉田 恵美さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



最後までやりぬく
 地理院からの通知書を受け取り、合格を確認した瞬間、「やったな」とつぶやき目頭が熱くなりました。3月11日の震災の影響で計画していた勉強が1カ月ほど出来なくなり、残りの一カ月間と試験当日を最後まであきらめず 自分なりに頑張った結果が合格につながり、安堵の気持ちでいっぱいになりました。
 私の勉強法は、過去問だけ行っていた昨年度の反省から通信教育中心に切り替えました。弱点であった水準・写真測量の計算問題や午後の記述式の問題を補うためです。提出日の前に答案を出し、返却されたら解説を読み、わからな いところは質問用紙を使いしっかり理解する事を心がけました。通信の問題は、自分が弱点としていた良問が多く、解説もポイントがつかめたので私にとって最善の選択でした。
 最後になりましたが、先生方、職員の皆様、わかりやすい解説と親切な応対、本当にありがとうございました。   

小 良啓さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



前のめりで勉強した
 自信はあったが、待ちきれなかった。
 7月22日の9時過ぎ頃に国土地理院のホームページにアクセスして、測量士の合格発表で、東京都の受験番号42番を見た時にほっとした。
 私は、測量士の試験を受験するにあたって昨年11月初め頃に色々と調べたが、日本測量協会のみが測量士の通信添削講座及び答案練習セミナーを開催していることが分かった。自分の実力から独学では合格は難しいと思っ ていたので、迷わず測量士の通信添削講座に応募した。それから1週間ほどで教材が送られてきて、その厚さに圧倒された。しかし一念発起して測量士の受験及び測量士の通信添削講座の受講を決めた。
 それから、受験テキストにある演習問題及び通信添削講座の提出課題をこなしていったが、2カ月過ぎた頃から、通信添削講座の受講だけでは不安に思い、講師の方から測量士試験の解説を聞ける答案練習セミナーにも2 月はじめに応募した。
 結果的には、答案練習セミナー受講時までに、過去問と通信添削講座の提出課題の大部分を提出していたのが良かったようで、セミナーの講師の方々の説明が非常によく理解できた。そのため、4月から心配することなく、 試験勉強に打ち込めた。
 答案練習セミナーの各講師の方は、過去問をよく分析しており、出そうなポイントを非常に分かりやすく解説してくれたので、通信添削講座でよく理解できなかったところが理解できるようになっていった。
 皆さん、私のように測量にそれほど精通していない人が測量士を目指すなら、通信添削講座と答案練習セミナーの両方を受講されることを強くオススメします。私はこの2つの受講と過去問だけを11月末からの6カ月間 勉強して、測量士補の資格を取らずに1回で測量士試験をパス出来ました。
 日本測量協会の皆様、ありがとうございました。   

坂口 英志さん(2011年合格 通信添削講座・答案練習セミナー受講生)



通信添削講座に感謝
 私が測量士試験に合格出来たのは、通信添削講座のお陰だと思います。
 私は普通高校卒業後、生物関連学科の大学を卒業して、商社の営業を経て、現在の土地家屋調査士・司法書士事務所で、土地家屋調査士業務を主に行っております。10年程前に測量士補試験に合格、その後土地家屋調査士試 験にもなんとか合格して現在に至りますが、日々の仕事のなかで「測量士補」と「測量士」との違いが余りに大きいことが非常に気になり、測量士を目指すことにしました。
 土木関連の大学や測量学校を卒業して何年かの実務経験で測量士になれる方々とは違い、試験で測量士補になる資格を得た私にとっては、何年実務経験を積んでも測量士になる資格は得られないため、測量士試験合格しか 方法はありませんでした。
 今回が2回目の受験でしたが、前回の受験を経験して効果的な勉強方法は通信添削だと感じ、12月に申し込みました。
 通信添削講座の良い点は、学習ペースがつかみやすいところでした。課題の提出予定表があり、毎週のように提出しなければなりませんでしたが、慣れてしまえばそれほど苦にはなりませんでした。週末に添削問題を、テ キストを片っ端から調べながら埋めていき、なるべく早いペースで提出しました。短期で全体を把握したのが、良かったのかもしれません。
 大地震の影響で、ライフラインはストップし(自宅は被災地宮城県)、地震後の3月中は全く勉強できる状態ではありませんでした。4月に入って予定どおり試験が行われることが発表され、かなり焦りました。しかし、地震 前に早いペースで課題をこなしていたことが幸いして、余裕を持った勉強ができ、そのことが自信となり、試験当日は落ち着いて受験できました。結果として合格できました。添削をして下さった先生方にも大変感謝してお ります。ありがとうございました。  

千葉 匡宏さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



合格に近づくためには
 仲間内で毎年合格者が出ていくなか、合格する糸口すら見つからなかったここ2年。
 どうしたらいいものかもがいていました。基本的に測量士のテキストは市販されているものが少ないため、まず11月から測量士補の問題集を始めました。過去問題を見ると、測量士補の難易度が上がった問題が出題されているからです。まずは基本を固めようという作戦です。3月の答練セミナーまでに2冊の問題集を終わらせ、日本測量協会のテキストに臨みました。
 答練セミナーでは難易度が上がった部分を集中的に勉強しました。やはり生での講義は身につきます。自分でも驚くくらいに自信になりました。答練セミナー第3回の直前に東日本大震災が起き、講義は一部順 延になりましが、動揺することなく受講できました。
 日に3時間、眠くなりながら勉強したかいもあり合格にたどり着くことができました。今後は資格を活かし大震災への復興へ協力できたらと考えています。まだまだ勉強ですが。 

池添 公也さん(2011年合格 答案練習セミナー受講生)



わかりやすい教材と丁寧な添削
 私は、業務上必須である資格の測量士を受験することを決意しましたが、合格率の低さに愕然としました。
 何から始めていいのかわからず市販の参考書を探していたところ、この講座があることを知りました。金銭面と最後までやり抜けるか悩みましたが、 思い切って申し込むことにしました。教材が届いた時は、分厚さに嫌気が差しましたが、今では最高の教材だと思えます。
 過去問題集は、過去5年分が分野毎に分かれているため、繰り返し解くことで覚えやすく自然に頭に入りました。
 添削問題は、私の場合、テキストから解答を探すことしかできず、実力テストとしての活用はできませんでしたが、赤書き指導と解説書を読み、 わからない箇所は、初歩的なことでも質問することで理解することができました。添削問題の提出を終えた4月頃からは、過去問と添削問題を繰り返し解き、頭に叩き込み試験に臨みました。 午後の試験では、時間が足りず不安を残しましたが、何とか合格できました。
 わかりやすい教材と懇切丁寧なご指導のおかげで、難易度の高い測量士試験に合格できたことは、今後の私の技術者人生において大きな自信に繋がりました。添削していただいた先生方、ご指導ありがとうございました。

一ノ瀬 護さん(2011年合格 通信添削講座受講生)



短期間での合格でした
  私が受験勉強を開始したのは1月下旬からでした。通信添削講座の最終提出日が4月下旬でしたので3カ月の勝負でした。カレンダーに各通信添削問題の提出日を自分で決め、 どんなに忙しくても間に合わせるように毎日3〜4時間勉強しました。各項目ごとに過去問をまとめ、何度も解きました。わからないところは受験テキストを読み返し、 理解できたところで通信添削問題を解答しました。答案用紙が返ってきた後は、赤ペンと解説を整理しノートにまとめました。この自分自身で作ったノートが試験直前には最高の参考書となり、 黙読するだけで大きな自信に繋がりました。通信添削の内容は的確な指導でした。特に別解はとてもわかりやすく参考になりました。赤ペンで褒められると嬉しく、やる気がみなぎってきました。
  この講座は合格への最短距離だと思います。合格しても進歩する技術に遅れることなく、日々勉強していきたいと思います。添削して頂いた先生方には本当に感謝しております。

篠原 貴幸さん(2010年合格 通信添削講座受講生)



調査士と測量士に挑戦
 私が測量士を受けるきっかけになったのは、測量士でもあった調査士さんの仕事ぶりに関心と興味を持ったことでした。
このような独立して開業できる資格は、当時40代後半リストラという言葉が身近な会社員の私には大変魅力でした。 平成21年12月に調査士の合格を得て、前から調べておいた測量士の受験にしっかり切り替え翌年の5月を目指しました。友人の勧めもあり、通信添削を受講し、 5カ月間で、1日1.5時間の勉強時間で何とかこなしていこうと始めました。幸い、測量士補受験の経験から、内容を思い出しましたがそのレベルは高く、 テキスト、問題集、添削問題3回、そして要点をノートに書き、これを直前まで繰り返しました。また、セミナーにも参加し、講師や受験生から良い刺激を受けました。
そこで、悩んでいた行列式は、別解を伝授されその簡素で早い式の展開に感動しました。本試験では7割程度の出来で、何とか一回の受験で合格できました。 TSも触ったことのない私が飯を食えるほど甘くはありませんが、これを人生の自信に、どんどん挑戦していきます。ありがとうございました。

田島 弘さん(2010年合格 通信添削・答案練習セミナー受講生)



過去問・解説の写本と通信添削問題の繰り返しで合格
 昨年の1月から測量士試験の勉強を始めて、5カ月の勉強期間で無事合格することができました。
 受験勉強は、当初日本測量協会の通信添削講座をペースメーカーに行う予定だったのですが、12月〜4月にかけては、自ら経営する土地家屋調査士事務所の繁忙期と重なり、なかなか勉強時間を確保することができませんでした。  1月中旬で、早々と通信添削講座をあきらめ、とりあえず「試験の傾向をつかもう」ということで、過去5年分の試験問題と解説の写本を始めました。  写本が終わったのは、4月上旬ですから、日本測量協会の答案セミナーが行われた3月には、まだ理解できない問題も多く、授業についていけませんでしたが、講師の先生の話を必死にノートしていました。
 4月に入り写本が終わると、過去問の4割は自然に理解できるようになっていました。合格ラインが午前択一7割くらいと聞いていたので、ここから通信添削問題を解き始めました。 5月中旬にはこれを2周解き終えると、過去問は6割以上解けるようになっていました。  この時点で試験1週間前、まだ合格の確信は持てない状態でしたが、覚悟を決めて、これまで解いた問題を繰り返し解き、「一度解いた問題は絶対に落とさない。見たことのない問題はきっぱり諦めて 解きやすい問題を確実に解く」作戦で試験にのぞむことにしました。
 試験当日は、午前午後とも作戦どおりにできる問題から解き、難しい問題は後回しにして、何とか全欄を埋めました。  試験後は、集中力を使いきってしまい、答え合わせをする気力もなく、日々の業務に忙殺されていましたが、7月23日に思いがけず合格通知が届きました。
 これから受験される方は、テキストの分厚さに圧倒されてひるむかもしれませんが、諦めることなく何度も過去問と通信添削を解けば、何とか合格できる試験だと思います。

上原 敏市さん(2010年合格 通信添削・答案練習セミナー受講生)



崖っぷちからの挑戦
 7月23日、国土地理院のホームページに自分の受験番号をみつけて、雀躍した。
 高度経済成長期に測量会社に入社し、将来の不安など全く気にもかけず、ひたすら好きな酒とお祭に熱中し、馬齢を重ねて30歳をとうに過ぎてしまった。
 それでも測量現場に自信があって多少おごりがあったためか、実務経験のない名ばかりの資格所有者に妬みを持ち、資格社会の流れにささやかに逆らってきたものの、バブル経済崩壊後の会社を取り 巻く環境の急変から、会社のリストラ方針が示され、次々と無資格者がリストラの対象となっていく現状の中で、結婚を機にようやく自らの足元を見詰めることとなり、将来の生活設計をじっくりと考 えさせられ、もともと大好きな測量を生涯の伴侶とすることが最良の道と選択し、測量士取得に挑戦する契機となった。
  しかし挑戦はしたものの、数パーセントという合格率の壁と筆舌では到底表すことの出来ない受験地獄に直面し打ち寄せる意欲の喪失と諦めとの闘いの中で、社長の暖かい叱咤激励で、思わず気を取 り直して通信添削講座を始めてから2回目の挑戦で合格の夢を果たし、自分ながら思いきって自分を褒めてやりたい感情を覚えることができた。
 今回の挑戦で働きながら学ぶことの厳しさを痛感しておりますが、何といっても通信添削講座と妻が私の背中を押してくれたことが、合格につながったものと思っており、指導していただいた諸先生方 に心から感謝をしております。ありがとうございます。
 今後は、ツッパリで通してきた私を何らためらうことなく採用し、測量のいろはを体に叩き込んでくれ、加えて会社の方針に退路を断たれて崖っぷちで挑戦した私に「無茶だ、無謀だ、無理だ」との声が 集まる中、じっとこらえて見守って下さった社長のため、また社会貢献のため有資格者としての倫理と責任をもって努めて参りたいと存じておりますので、今後共ご指導賜りますようお願い致します。
 結びに、日本測量協会の限りない発展と関係者の御健勝を心からお祈り申し上げます。

坂本 優さん(2010年合格 通信添削受講生)



過去問でエレガント
  私の職場では研修の一環で測量士・士補の資格試験の補助制度があり、日頃何気なく利用している地図やGPSについて理解が深まれ ばと思い、この制度の利用を申請しました。  早速、本屋に教材を探しに行きましたが、測量士の教材は皆無で勉強方法が定まらず、途方に暮れている中、日本測量協会のテキス トと過去問題集に出会いました。正直最初は、その分厚さになえましたが、今では唯一、そして最高の教材になりました。
  試験をパスするには過去問を解くことが最速だと思います。試験問題の7割が過去問の類題で、合格点が65点だとすると、これらの 類題を100%解ければ、試験をパスできると私は考えます。新問を正答するのは、試験をパスするより難しいと思います。  私は過去5年間の過去問を5回くらい解きました。1回目は3ヵ月以上かかりましたが、5回目になると2週間でこなせるようにな ります。過去問を見た瞬間答えが分かるまで繰り返すと、自分で変形した問題を想像し、試験問題をイメージできるようになると思い ます。
  また、日本測量協会によるセミナーにも参加しました。講師の方に質問できる機会が何よりも心強く感じました。教材も少なく、専 門的な数学が基礎にある資格なので、分からないところがそのままになるのではないかという不安があり、無駄に深く理解しようとし て時間を浪費します。講師の方に、そこはこのように覚えておけばよいと言われた時ほど救われたことはありません。  私も標準偏差は苦手ですが、分かっている計算問題をスラスラとエレガントに解くのは好きです。過去問を何回も解くとエレガント になってきますので、是非過去問をしっかりやってエレガントな試験になりますよう、参考になれば幸いです。

土屋 修久さん(2010年合格 通信添削・答案練習セミナー受講生)



還暦を迎えてからの挑戦
 私は測量士・測量士補試験をいつかは受けようと考えていましたが、仕事が忙しいなどと自分で勝手に理由をつけて受験せず、とうとう還暦を迎えてしまいました。 このままではいけないと考え、長い間の懸案であった試験を受けることを決意しました。
 まず、測量士補を受験することにして、平成21年1月より日本測量協会発行の科目別模範解答集を主な参考書として勉強を始め、5月の試験に合格することができました。  測量士の受験は7月より本格的な勉強を始め、平日は朝6時〜7時、土曜・日曜・祝日は朝6時〜9時まで勉強することにしました。参考書等は日本測量協会の受験テキスト・科目別模範解答集6年分・作業 規程の準則解説と運用、理工系学生のための基礎数学、国土地理院のホームページとしました。また、日本測量協会の通信添削講座(測量士)コースを12月より受講しました。  私の不得意とする分野は誤差学でありましたが、通信添削講座の講師先生に指導をしていただき、なんとか理解できるようになりました。 日本測量協会の書籍、及び通信添削講座の講師先生の適切な指導により、1回で測量士試験に合格することができました。本当にありがとうございました。

内藤 正人さん(2010年合格 通信添削受講生)



二児の母も奮闘しました
 試験当日は,朝から激しい雨が降っていました。見かねた主人が駅まで車で送ってくれて一言、「子供の面倒は見といたるから受かれ」と。
 私は主婦であり、二児の母です。半ば偶然に測量会社に勤め始め、資格取得を志しましたが、実務経験も予備知識もなし、しかも数学は大の苦手という、まさにゼロからのスタートでした。
 勉強時間は子供が寝てからしかとれないため、一日30分程度でしたので、まず半年以上かけて測量士補を受験し、それから約1 年半かけて測量士の勉強と、少しずつ進めました。 通信添削講座を受講してみて良かった点は、課題の提出期限があることで目標を設定できることと、択一式の問題でも消去法での解答は不可で、選んだ根拠や計算過程を示すよう 指導されますので、テキストを何度も読み直すことになり理解を深めることができたことです。  最大の難関の数学も、高校時代あれほど分からなかったのに、学ぶ目的がはっきりしていたからか、不思議と理解できたのです。
 こんな私が1回の挑戦で合格することができたのは、丁寧に添削指導していただいた先生方はもちろん、多忙ななか初歩的な質問にも快く説明して下さった職場の皆さん、夕食のおかずが少なくても 嫌な顔ひとつしなかった主人など、周りの方々のおかげと感謝しています。
 合格してもまだまだわからないことだらけです。これからも、「お母さんの仕事は……」と子供に話してやれるよう、がんばりたいと思います。

白井 知央さん(2010年合格 通信添削・答案練習セミナー受講生)





月刊「測量」に掲載された「読者の広場−合格体験記」から、本人の了承を得て掲載したものです。




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