測量士の資格取得に本気で取り組んだ平成24年度。自己採点では「合格ギリギリのラインでは?」でしたが結果は不合格。
自己学習では限界を感じていたところ、上司の勧めもあり通信添削講座を申し込むことにしました。
送られて来たテキストや資料の多さに戸惑いましたが、その中に提出目標日の記された予定表がありその提出日を目標に勉強を進めていくことにしました。ま
ずはテキストを読みポケットサイズの小さなノートにまとめました。
このノートを常に携行し、休憩時間や現場へ移動する車内で繰り返し目を通し重要事項や要点を覚えることができました。(「資格取得のためなら……」と運転してくれた同僚に
感謝!)
そして添削問題を自分なりに解き、わからないことは質問用紙を使って質問をしました。
的確で解り易い解答がすぐに送られてきました。その解答を基に、間違えた問題や苦手な問題を、“ポケットノートに記入し、更に繰り返し目を通しました。
仕事をしながらの勉強で順調とは言えませんでしたが何とか提出期限をクリアーし添削問題を終了。
残りの1カ月半は“模範解答集”を軸として勉強しました。
これまでやってきた添削問題やノート学習のお陰で大体は理解することができていました。
この本は、5年分の過去間が載っているので出題傾向も解ってきて重要項目の絞り込みに役立ちました。
また、実際の試験のように時間を計測しながら問題を解き、試験での時間配分にも気をつけました。
1日の勉強時間はというと4〜5時間。毎日の現場作業で疲れきった体にムチを打ち机に向かうのは非常に辛かったです。
また、大好きなビールを我慢するのが一番辛かったかも。(笑)しかし「必ず合格するんだ!」という強い気持ちをもって試験までのモチベーションを保ちました。
試験前には理解ある会社の協力で勉強時間も頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
また、子供達も勉強机を貸してくれたり、正月、ゴールデンウィークも家族の時間を犠牲にして勉強時間をくれました。
そんな周りからの支えで、更に合格への気持ちは強まりました。試験では緊張もあり「100%納得いく解答」とまでは言えませんが自分なりに力を出しきれたのではないかと思います。
そして合格発表の日、妻からの連絡で合格を知りました。「今まで頑張ってきて良かった」と熱いものが込み上げました。いろんな方々に支えられて掴んだ合格。本当に感謝しています。
友人や同僚から「酒好きのお前がよく晩酌を我慢できたな」と言われます。「合格への強い気持ちがあったから」と答えていますが、今回の合格で思うことは「何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならない」ということです。
何も失わずに何かを手に入れることはできません。これから合格を目指される方で、挫けそうになられた時は是非この言葉を思い出してほしいなぁと思います。
最後になりますが添削でお世話になった日本測量協会の先生方ありがとうございました。
柳浦 秀貴さん(2013年合格 通信添削講座受講生)